この世は生きるに値する!。三谷建築研究所

高松市在住の建築士です。 一級建築士と1級施工管理士でICの免許持ってます。 本業は住宅の設計なんですが、事務所や店舗も書くし、今は現場監督も含めて何でもやっております。

2012年02月

このところまたお休みしてなかったので昨日の火曜日は休んでおりました。
携帯を切って9時過ぎまで眠って、午前中は撮りためたビデオを見て、午後はひたすらこの建築模型を作っておりました。

場所を替えて仕事しているようなものですが、こういうのは全然疲れない。

ぼくってけっこう「建築オタク」なんかなあ・・・。

関係ないけど「設計事務所」とか「デザイン事務所」の若い衆(香川県では「わかいし」)って、なんか全身黒づくめの服とか着て「俺ってセンスのかたまりだぜ!」な感じでウロウロされてますが、あれって変で挙動とかみてると単純にすごく面白いですよねぇ。

若い!っていいなあ!!!。

2012_02290003さて、アプローチの階段です。
一段の高さが1.3mm。




発泡スチロールのブロックを削りだすのが、たぶん一般的ですが道具も材料も手元になかったので1mmのスチレンボードの組み合わせです。
こういう風にちょっと手間をかけると見栄えがします。

かのミース先生がおっしやるように「神は細部に宿る」ので、模型と言えどもこの辺は押さえておきたいものです。

寸法精度がイマイチなスチレンボードより、ホントはプラ板の方がかっちり出来てその方がぼくの好みでもあるんですが、今度は質感の違いが出過ぎるので今回は没。

2012_02290006前回、プラ板に茶色を塗っていたのは「木の格子」を表現したかったのですが、
透明プラ板は塗料の乗りが悪く、格子の線をカッターで入れたら、線の太さがまだらになってしまったのでそのままゴミ箱行き。




「なんか細い均等なラインが入ったもんないかなあ。」と百均を彷徨っていたところ、クリアホルダーの「表紙」がなかなかいい感じだったので使ってみました。

材料を探すときは「百均」→「ホームセンター」→「模型店」→「専門店」の順が「お得」ですよ。

普段の生活は大ざっぱなくせに、こういう細かいことは大好き。

ただ年のせいで最近細かい物が見えにくいので、石坂浩二さんがCMに出ている「ハズキルーペ」。
あれっていいなあと思う今日この頃なのでした。






もうすぐ3月なのに、2012_02260005ものすごく寒い中、きのう、おとといと三木町で完成見学会を開催いたしました。
まず場所がわかりにくい、かつ天気もイマイチな中、皆様おいでくださりまことにありがとうございました。





2012_02260011まっ、来場されたお客様の写真も顔が映ってしまうと今時はNGなので靴の写真など・・・。






2012_02260010この2匹の黒猫のどちらかが「ウニ」さんでどちらかが「ゴマ」さん。
お客様がおっしゃるには
「黒猫は表情が写らん。」と嘆いてしらっしゃいました。




2012_02260009 - コピー新居に連れてこられたものの、お客様の友達がネコの天敵「子供」を連れてきたせいで、散々なでまわされた上にしっぽを踏まれたりして、本人たちはテンションただ下がりでした。



そうこうする中、初めて見た「階段」には興味津々で、とりあえず登って降りてみたらしい。
そういうとこは超かわいいですね!!。
そういう訳で、いまのところ「新しい家」に全然なじめず姿勢を低くして逃げ腰の2匹ですが、そのうち慣れて遊びまくる日を楽しみにしています。

マンションでくすぶっているうちのネコも遊ばせてやりたいなぁ。と思わずにはいられない週末でした。
さらに、ちなみにうちのネコの「しゅう」はきのうで9才になりました。
めでたしめでたし。



20120223080252002_0001次の土曜、日曜日に三木町井上にて「住まいの完成見学会」を開催いたします。
もちろん住むのはお施主さまの御家族ですが、ネコも2匹いてそのネコたちが快適に暮らせるように工夫しています。
ネコってかわいいぜ!!。
説明すれば「な~るほど!」というところ多数。
話のネタにでも是非ご覧ください。
場所は香川大学医学部の東のあたりです。
25日、26日共午前10時~午後4時までとなっております。






20120224194023729_0001同日夕刻、三条町(マルナカ伏石店より少し南)ではリノベーション物件の「オープンハウス」を開催しています。
「リノベーション」とは主に用途変更を伴う改装のことで、これは4階建てのビルを高級賃貸マンションに改装しました。




20120224194023729_0002どういう訳か住宅の「リノベーション」というと、なんか安っぽい和風居酒屋風とか、強いて言えばプロバンス風とかの「シロート手作り系」の変なのをよく見かけますが、これは全く違って「プランリーブル」の高岡さんが「プロの仕事」をしています。



「へぇ~、(あれが)こんなになるんだ。!!」とびっくりしました。
かっこよくてお洒落、そして何より便利な所で「住むこと」ができます。
現地にはうちのリフォーム系、リース建築系のスタッフがお待ちしております。
これも是非お越しください。

前回、ほぼ予備知識の無い氷川きよしくんのコンサートに行って、ちよっとというかかなり感動して長~い文章になってしまいました。
ネコとかイヌって、御主人様というか、うちの場合は「ご飯をくれる人」を見上げて鳴いているのでいつも首がこってる・・・という説がありますが、ぼくも2時間半、ずっと氷川くんを見上げていて、あれから3日たつけどまだ首が痛いです。

さて、そんなことと並行しつつ、今また建築模型を作っています。
ホントは御契約前に作りたかったのですが、なかなか忙しくて・・・。(言い訳)

2012_02200012まっ、こんな感じ。
毎度ながらもっと「長方形」に近く簡単なプランにすれば良かったと後悔するわけですね。






2012_02200013秘技!。プラ板にダークブラウンを塗装!!。
これが何になるかは後日のお楽しみ!。
会社では作るヒマが無いので夜毎、家で作っています。
予定では木曜日くらいには完成の予定なんですけど。
(あー、木曜の夜はロケみつとか、アメトークとかあるのよね~。)



おまけ
外構費について。

家を建てる際、気軽、または全然考えてなくてけっこう堪えるものの一つに「外構費用」があります。

せっかく新築しても足元が出来ていないと台無しですからね。

塀、門、アプローチ、駐車場とかで、全く概算ですが100~200万円くらいを覚悟しておきましょう。

もちろん塀とかが短い、あるいはカーポートとかが無い、門柱とが無い・・・となると全然違ってきます。

接道の長い敷地とか、とにかく広い敷地はけっこうかかる傾向にあります。

まあオープン外構ならこんなもんですが、「本格的数寄屋建築」となると、お金の比率が半々とか7:3とか凄いことになってきます。

半々とは例えば建物3千万なら庭に3千万円、7:3なら庭に7千万とかひっくり返りそうになるわけですね。

極端な話、栗林公園とか中津万象園のような大名庭園になるともう庭が9割以上でしょうか。

でも、そういうのをされるお客さまに聞くと「仮にでも人に見せるならこれくらいせなあかん。」そうで実に恐ろしい世界です。

2012_02170013氷川きよしくんの大ファンである母をめったにしない親孝行で「氷川きよしコンサート2012倉敷公演」に連れていってやろうとしたら、なんということでしょう!。
日頃けっこうタフな母がよりによって前日に風邪をひいてダウンしたではありませんか。



本人も非常に残念がっていましたが、年寄りなので無理をさせてこじらせてもいけないので今回は断念しました。

しか~し、取れていた席がたまたま前の方の席だったし、それが2つ空いてしまうのはやっている氷川くんにも悪いし、その後ろに座っている本来のファンの方々にもすごく悪い気がしたので行ってみることにしました。

写真は倉敷市民会館の前。
意外と言っては何ですが、思っていたより若い人が多い。

とにかく周りは氷川くんの大ファンの皆さんで、「きよしのズンドコ節」くらいをかろうじて知っている程度のぼくなんか完全アウェイ状態。

バーレーンで苦戦した日本代表なんか、まだ同じルールでやっているだけマシというもんです。

隣の席の東京から来た、という人にそれを言ったら「フフフ、一度ご覧になったらハマりますよ。」とおっしゃるのですが・・・。

そして2:30開演。
観客の皆さん、みんな光るハートとかのペンライトを両手に持っていたりしてやる気満々です。
後ろを振り返ると思いがけずとてもきれいで、これを見ながら歌うとけっこう気持ちいいかも・・・。

「どんなんかな~?」と思っていたけど、これはやっぱりプロ。
素晴らしい!!!。
「氷川くんはやっぱり桁はずれに歌がうまいんだ。」と正直思いました。

最初は「獅子」とかいう曲で、衣装はなんとなく「太王四神記」みたいな国籍年代不詳でゴージャスな感じ。
派手で「お~~っ!」。
つかみはOK!ですね。

後ろで演奏しているバンドの人も10人くらいいてお金かかってます。
演歌の伴奏というよりフュージョンバンドみたいな感じです。
ロック系のギターなんかコンサートでは難しいフレーズはあえてしないそうですが、ここの方はその都度楽譜を見ながらキッチリ演奏されてました。
さすがですな。

司会の方がいて「次はなんとかのマリアッチです」とか「つぎは一剣」です。」とその都度紹介してくれるのも(全く何も知らないぼくとかには特に )親切でした。

氷川くん自身は、TVで見るより細くてひょろっとした感じの青年でした。
けどこの「全力」の公演を午後2回して、そして全国を廻っていくんですからすごい体力してます。

そして節制しているんでしょう。エライ!。

ファンサービスも一生懸命でこの辺が人気の秘訣でしょうね。
 
もうけっこうベテランですが、他の演歌歌手がやるような「一拍遅く歌う」みたいなこともせず(昔キダ・タロー先生が「歌詞忘れたんとちゃうか」とか言って大批判してたヤツ)きっちりと正確な音程、正確なリズムで歌っているのにも非常に好感が持てました。

新曲?の「櫻」とか「出発」とかいう曲は特に良かった。

なかにし礼作詞、平尾正晃作曲らしい。

「歌謡曲」の黄金コンビじゃないですか。

そんなこんなで、みんなハマってしまうのもわかる気がする。

まあ、建築でも何でも一緒ですが本物を一度見てみるというのは大事なことですね。

2012_02170005ついでに最近できたアウトレットなんかにも行ってきたわけですが、ここは廊下が無く基本「屋外」なんで、とにかく寒かったです。

ついでに行った「美観地区」もひたすら「寒かっただけ」なのでした。



建材屋のオハラさんからお誘いがあって「ヤマハの新製品説明会」に行ってきました。

これが270°、180°、90°クランクの 「YZF」とか「FZ」だと気分がもっと盛り上がるんですがねー。

ヤマハは今回より「TOCLAS」という総合品質ブランドを立ち上げ「ヤマハと暮らす」という事業展開をされるそうです。

・・・ここで苦笑いしてはいけない。

ぼくなんかよりよっぽど頭のいい多くのクリエイターの方々が一生懸命考えたんですから・・・。

・・・別のメーカーに「暮らっそ」みたいなのもあったような・・・。


2012_02140009さて、ヤマハの人工大理石の品質の良さは昔から定評があります。
今回、GKデザインとのコラボで「スッキリ」したユニットバスを出してきました。
これはなかなかかっこいい!!。
納まり的にも汚れがつきにくそうです。
とにかく掃除が楽なのがいいですね。



2012_021400081216にも同タイプが。
リフォームにもいい感じです。
ぼくはカラスの行水派なのでこれで十分さ。




2012_02140011今回「これがいいな」と思ったのはバックガードが高いキッチン。
通常は5㎝程度ですが、これは15㎝くらい立ちあがっております。
聞くところによると、新築の「対面キッチン率」は90%近いそうです。




しかもそのうほとんどがI型キッチンにカウンターを付けた「造作タイプ」だそう。
こころ当たりありますねぇ。
これはシール部分に汚れがたまらないので、すごくいい。
今度お客様に勧めてみましょう。

2012_02140013そしてヤマハがぶっ飛び優れている「塗装部門」。
ゆず肌もほとんど無く、非常に平滑でレクサスのボディみたい。
ここまで塗るのは難しい。
素晴らしい・・・当然高価。




2012_02140005キッチンやお風呂に全く興味のないお父さん。
ヤマハのショールームにはこれがある!!!。
ヤマハYSP。
これは少し古いタイプだけど、ちょっと聞かせてもらったら非常にハリのあるめっちゃいい音でした。


特に5.1CHは音が広がって、これこそ新しいリビング、でかいTVにぴったり。
これで映画見たらええやろなあ。
ただ、置いてあるカタログが全て「オープン価格」なのでいったいいくらするのかわからない。
すごく不親切だけど、それでもこれはいいなあ。

珍しく欲しいと思っている家電です。

2012_02140014そういえば今日はバレンタインデー。
おまけにくれたキットカットには例の音叉を3つ組み合わせたヤマハのマーク入り。
このマークってすごく上品でグッとくるいいデザインですよね。




その横には「トクラスと暮らす」とまた脱力キャッチが・・・。








建築雑誌を30年くらい読み込んでいるといろいろ面白いことがわかってきます。

おおまかに言うと「木造系」は仕上げが少し変わったくらいで本質的にはそんなに変わらない。

「鉄骨・鉄筋コンクリート系」は構造解析の技術がだいぶ進歩したため構造的にかなりムチャなのが出てきた・・・と言ったところです。

計算上のつじつまは合っているものの見た目に不安定なのが時々あって「万が一の時、これはアカンやろ。」的な感じかな。

あと「どうやって生活するんだろう?」。ガラスでスケスケ丸見え部門は元気に増殖しております。

でも「美しい」と感じる全体のフォルムとかは今も昔も変わらないもので、藤森照信さんの「藤森照信の原・現代住宅再見」あたりを見ていると、ぼくが思いつく程度のことは70~80年くらい前にみんなやっていて結構へこみます。

しかしそれとは別に、比較的変化のないものに、建築家の作る家って一部の人ですが「照明が暗い」というのがあります。

それはなぜか・・・。

img037さて、これはなんだかツラいことがあると開く吉村順三先生の「小さな森の家」という本です。
「・・・だろ?」とか「・・・だよ。」とか、言葉の言い回しに独特のリズムがあって真に素晴らしい一冊です。






この中に「欲しいのは明かりであって照明器具ではないんだよ。」というくだりがあって、これはこの本が出るずっと前から「アトリエ系設計事務所」に広く蔓延している言葉です。

それとは別に建築家に妙に大人気!。
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」というのがあります。
昭和初期のごく短いエッセイで、要は日本が西洋化して何でもかんでも明るくさらしてしまうのはどうなんやろ?、昔の日本には影のところに味があった・・・みたいな内容なんですがこれがけっこう「暗い部屋」に影響をおよぼしていると思われます。

結局「明かりは欲しい」→「照明器具はいらない」→「谷崎潤一郎も暗いのがいいって言ってる」→「(出来上がってみると)なんか暗いけどまっいいか」(あるいは何も感じない)みたいなノリですね。

で、夜になると全体的に家の中が暗い。ムーディーなどとはまた別です。

それと照明器具が無いと天井面がすっきり見えてかっこいい!というのもありますね。

建築雑誌の写真を細かく見ていると、撮影時に器具を外したらしい跡を見つけたりして、「フッフッフ。世間の目はごまかせても,おれの眼はごまかせないぜ!。」と思ったりします。

最近LED照明が台頭してきていますが、光源をみるとまぶしいけど、照射された面はまだまだ暗いですね。
これを補おうとすると、高価な照明器具を多数取り付けることになるし、数が増えると消費電力も上がるので何をしているのかわからなくなります。

(高松の商店街の北の方はどんより薄暗いですね。まぁ、あんな感じです。)

この特性を知らない建築家に当たってしまうと、たいして省エネにもならず「うす暗い部屋」に住むことになるので注意が必要ですね。

2012_02070012ちなみにこれは我が家。
以前は普通のシーリングライトがついていましたが壊れてしまい、また厚いカタログから選ぶのも面倒くさいので事務所なんかに付いている40W×2本の器具にしてみました。
大きな現場だと笑っていたらひとつくらいタダでくれそうな代物です。



「明るい!!」
とにかく明るい。年をとるとこれに限る。
あまりに即物的で無味乾燥ではありますが、お客様の家ではさすがにこんな事しませんのでご安心くださいね。






20120202181239851_0001明日の4日土曜日と、5日、日曜日に川島東町で完成見学会を開催いたします。
時間は午前10時~午後4時までです。
この建物は実は賃貸物件なんですが、「プランリーブル」の高岡先生が設計したシンプルで、かなりかっこいい建物ですよ。




普通に「デザイナーハウス」の見学会でいいのですが、賃貸物件なので、「借りたい方」、さらに「投資物件」として建てたい方、そしてそして「アパート、マンションの家賃がもったいない」と思われていて家なんて22~25坪くらいでいいや・・・な方など・・・ありとあらゆる方を対象としています。
もちろん十分な耐震強度と断熱性を持っています。

さすが設計事務所の先生の作だけあって、間取りも外観も、特に照明の取り方とかイケてます。
借家で平屋というのも珍しいでしょう。

新築ですが「条件付ペットOK!」です。

興味のある方はできるだけ「日曜の午前中」をはずしてお越しいただけたら幸いです。
まことに申し訳ありませんがその時間はすでに予約でいっぱいなんです。

場所は、市立川島小学校の東200mくらいのところです。

土曜日は少し寒さも和らぐらしいです。

エヌケーホームに関心のある方、ぜひお越しください。

いつも人数が少なくて御迷惑をかけておりますが、今回は僕と石濱と丁野の三人でお待ちいたしております。

よろしくお願い申し上げます。


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