構造材が、高知、嶺北の杉材なので、内装も杉を張ってみました。
杉は杉でも焼き杉を磨き加工したものです。
見本を検討していた時「ちょっと色が濃いかなあ?」と思っていましたが、張ってみたらちょうど良かったですね。
これはキッチンの目隠しなんですが、壁の厚みを利用して文庫程度の本も入る程度の小物入れを付けてみました。
テーブルをくっつけるとちょうどいい高さでセットしています。
側面は「マガジンラック」です。
これは、お客様のアイディアです。
「ナイス!」ですね。
右上には照明のスイッチが付きます。
・・・この女に手を出すと大変だ。
お金はかかるし、かといってほったらかしておくのも気がひける・・・。
と、長い長い間「気にはなっていたけど」手を出さなかった「山崎 豊子」にとうとう手を出してしまいました。
「白い巨塔」「大地の子」「華麗なる一族」など、読んだこと無いけど、だいたいの方もドラマで見てストーリーは知ってますよね。
特に以前NHKでやっていた「大地の子」はすごく良く、今でも「もう一度見たいドラマ」の筆頭です。
主演の上川隆也も良かったしねぇ。永井真理子も絶品でした。
この「沈まぬ太陽」の単行本の第一巻が出版されたのを、たぶん10年くらい前に新聞の広告で見たのですが「映画にするんなら、主役は渡辺 謙しかないやろ」と思っていたら、去年、渡辺 謙さんで映画化されて「誰が考えてもこれしかないわな。」と納得しました。
あっと言う間に第一巻を読み、今2巻を読んでいます。
思っていたとおりめちゃくちゃ面白いですよ。
そして「極めて映像化」しやすい文体ですね。
客観的な三人称で、けっこうハードボイルド。
ちょっと調子のいい時の大藪春彦的な感じもします。
参考までにとネットでこのお話の周辺を調べていたら、どうもモデルになった方がいらしたようです。
そして、その方についていちいち主人公の「恩地 元」とはこう違う・・・と、延々と反証を書かれている方がいるんですが、こういうのを「徒労」と言うんでしょうね。
読者が欲しているのは、あくまでも「エンターテイメント」であって、別に日航の一社員の半生ではありませんからねぇ。
シャレが、わからない人は時、場所を問わずどこにでもいるんで、困ったものです。
まっ、ちょっと離れて見る分には大変おもしろいんですが・・・。